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事や会話は
人生の喜び。
だから、守りたい。

 PROFILE
非常勤/言語聴覚士(ST)石島 香織

おしゃべり好きな自分だからこそ力になれると考えて、言語聴覚士になった。出産と育児を経て仕事に復帰するのは不安だったが、少ない勤務日数、時短でも働ける条件でベネッセを選ぶ。少しずつ勤務を増やして、挑戦を続けたい。

2023年9月入社

なぜ言語聴覚士を
目指したのですか?

私自身、祖父母が好きで、昔から「高齢者のために力になりたい」という強い思いがありました。リハビリ職について詳しく調べるうちに、言葉や食事といった分野に関わる言語聴覚士の存在を知り、おしゃべり好きな私には「この仕事しかない」と思うようになったのです。会話ができないこと、食べられないことに悩んでいる方を想像したら、私も力になりたいと思いました。

これまでの経歴を
教えてください。

言語聴覚士になるために専門学校で猛勉強をして、九州にある総合病院に就職しました。最初は言語聴覚士として幅広い経験を積めるよう、小児から高齢者までの患者さんが多くいる環境が良いと考えたためです。高齢者の嚥下(えんげ)、言語訓練、高次脳機能障害などに携わり、とても有意義な経験ができました。

6年間勤務したのち、結婚を機に退職。その後、妊娠中に訪問リハビリを半年経験しました。そのまま出産、育児に入って、今は8歳と4歳の子供がいます。なので、復職したときには約8年のブランクがありましたね。

復職するにあたって
ベネッセを選んだのは
なぜですか?

ベネッセの求人紹介を受けたとき、勤務日数や時間、ほかの条件面でも「石島さんの希望にこれ以上ぴったりな勤務先は想像できない」と強く背中を押されました。

実はずっと、復職については時期を決めかねていました。「仕事復帰したい」でも「子育てとの両立は難しそう」という迷いと葛藤があったためです。子育てしながら病院でフルタイムの勤務は難しいだろうとあきらめていたので、ベネッセの求人がとても魅力的に感じました。

私には病院での勤務経験しかありませんし、長く医療現場を離れていたことで、スキルや知識不足の不安もありました。しかし、ベネッセのホームでは、主に嚥下評価を担当することになっており、業務の範囲が限られていることも安心材料でした。

勤務を開始してみて、
実際にはいかがでしたか?

心配とは対照的に、復帰直後からスムーズに仕事ができたので、徐々に自信がつきました。その背景には、ホーム長の気遣いがあります。入社当初「大丈夫ですか?困ったことはないですか?」と、何度も声をかけてくださったことに感謝しています。私が緊張しているのを察して、気にかけてくださっていたのですね。

勤務は週1日の実働4時間という短い時間です。そのため、ご入居者様の1週間の様子を確認した後、個別のリハビリに取り組み、嚥下を改善するための体操や食事の評価、介助などで1日はあっという間ですね。

限られた時間ではあるものの、今後は口腔ケアにも力を入れたいと思っています。最初は週1回だった勤務を途中から週2回に増やし、現在は複数のホームを担当するようになりました。今後も子どもの様子を見ながら、無理のない範囲で少しずつ働く時間を増やしていければと考えています。

事と子育てを両立しながらの事と子育てを
復職が叶い、言語聴覚士として両立しながらの復職が叶い、
言語聴覚士として
活躍できるのはうれしい。

ご入居者様を見守るうえでの
難しさ、課題は?

やはり「嚥下機能は年齢とともに少しずつ衰える」という現実を踏まえて、慎重に評価しなければならないと感じています。それまで通常食を召し上がっていた方が、抜歯をきっかけに、嚥下機能がみるみる悪化したケースもありました。咳きこむ場面や痰が絡むことも増え、食事の形態を変えても改善せず入院することに。些細なことがきっかけで、大きく状況が変化する怖さを改めて実感しています。

食べることは人生の喜びの一部ですから、できれば食事の制限はしたくないですよね。ご本人のご希望を大切にして、食べたいものを我慢することなく召し上がっていただけるよう、工夫し続けたいと思います。ご家族様ともよく話し合い、安全確保にも努める言語聴覚士の役割は、これからますます重要になるのかもしれません。

今後の目標を
教えてください。

子どもの成長に合わせて勤務日数や時間を増やしたいという希望をもっています。嚥下評価に加えて、本来やっていた言葉のリハビリにも携わりたいです。

また、この仕事に復帰してから、言語聴覚士として新しいことにも挑戦したいと思えるようになりました。これも、ベネッセで復帰の一歩を踏み出せたからだと思います。育児などでキャリアが中断している方にも、不安や恐怖心があっても一歩踏み出す勇気をもってほしいですね。

特にホームのように、短時間の働き方が選べる環境はおすすめです。自分に「合うかもしれない」と思える場所で、できることから始めてみると、新しい可能性が見えてくると思います。

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