子育てのために選んだ環境は、
看護師として誇りが持てる環境でした。

吉岡 慈香

正社員(常勤)/看護師

2011年9月入社

母親も妹夫婦も現役の看護職。子育てとの両立で選んだ環境で、看護師を続けていける自信を身につけた、ふたりの子を持つお母さん看護師。

母の姿を見てこの道を選んだ私を見て、
10歳の娘も看護師を目指しています。

正社員介護スタッフ 吉岡 慈香

お母様も看護師だったとうかがいましたが?

イキイキと働く母の姿を見てステキな仕事だと思い、自分も看護師を目指しました。
母と同じようにずっとこのお仕事を続けていくつもりでしたが、ひとり目を妊娠したときに、勤めていた大学病院の環境では子育ては難しいと退職。1年間育児に専念し、院内保育がある総合病院で復帰しました。

ベネッセで働くことになった理由を教えてください。

ふたり目が3歳になって院内保育所を退所しなければならなくなり、保育園に預けながら近所で働けるところを探していたところ、ベネッセの老人ホームを見つけました。義理の母の体調を気遣って、老年看護を知りたいということと、「こどもちゃれんじ」での親近感と大手という安心感もあって、ベネッセを選びました。

介護施設で働くにあたって不安はありませんでしたか?

まわりに介護施設に転職した同世代の看護師がいなくて全然情報が入ってきませんでしたし、なんとなく医療機関とは違うというくらいの認識でしたね。子供の生活スタイルの環境の変化に伴っての転職だったので、子育てが中心にあって自分が看護師を続けていけることを優先した結果だったので、特に不安は感じていませんでした。

実際に働いてみて医療機関とのギャップは感じましたか?

病棟看護師のときにはいろんな機器があって相談できる医師もそばにいました。ここではすべてのご入居者様をふたりの看護スタッフで看なければなりません。
終の棲家ですから、看護の知識を持って生活に寄り添う。そのために生い立ちや趣味などその方の本質を見ることが大事になってきます。見て、聞いて、触る。そのひとつひとつ動作の中で今日の健康状態を知ることができるのはとても素晴らしいことだと思います。
フィジカルアセスメントは、病院に勤務していたときよりも今のほうが、数段能力が上がっていると思います。

環境が違う中で何か心掛けていることはありますか?

高齢の方はちょっとした環境の変化で体調を崩されたりします。認知症の方ですと訴えが不明瞭だったりして、どのタイミングで医療機関に連絡したほうがいいかなど、判断に迷うことがあります。
そのときに思うのは「自分の身内だったらどうかかわっているのか」ということ。自分の親だと思って考え、かかわればその判断に間違いはないと思っています。

ホームに来てはじめてオンコールに対応したそうですが?

医療の分野では看護スタッフが必ず責任をもつべきと、看護スタッフふたりで相談して、些細なことでもオンコールしてほしいと介護スタッフさんにお願いしています。そうすることで介護スタッフさんたちの医療の知識の底上げにもつながって、本当に必要なオンコールの回数だけが増えてきています。
必要とされていることに応えられている満足感が大きいので、はじめてのオンコール業務でしたがさほど気にはなりませんでした。

看護師を続けていきたいという方にメッセージをお願いします。

胃ろうを自己抜去しないよう病院では拘束されていた方が、ご入居されてから大好きなお寿司を召し上がれるまで回復されました。医療にチームがあるように生活のためのチームがホームにもあります。
関係する医療機関の先生方の意識も高く、在宅でもできることがたくさんあることを知りました。また、介護スタッフさんの感度も高く、いろんなことに先回りしながら対応してくれるのでいろいろと助けられています。家族を含めてたくさんの人たちの協力があって、看護師を続けられる自分がいます。
家族の目には私の姿はイキイキと映っているんでしょうね。娘の幼稚園の頃からの夢は、将来看護師になることです。

ケアマネージャーからの一言

吉岡さんは、ご入居者様のお体のことだけでなく心のケアに関してもかなり踏み込んだところまで入っていける人です。ご家族の方ともコミュニケーションがとれているので、病歴だけでなくお一人おひとりの生活背景までを理解していて、彼女の持つ医療知識と合わせることで、より現実的で生活に沿ったケアプランの作成と実行ができ、とても頼りになる存在です。

「社員一人ひとりの成長をともに描く」
ベネッセスタイルケアの看護