リハビリはチームワーク。リハビリはチーム
他職種との連携でワーク。他職種との連携で
ご入居者様に寄りそう。

非常勤／作業療法士（OT）宮田大地

「誰かの人生を変えられる仕事がしたい」という思いを胸に、作業療法士の道を志した。眼前の人への支援から、地域全体のサポートへ。日々経験を積み重ねながら、理想のリハビリの実現へ邁進する。

2024年1月入社

作業療法士を目指した
きっかけを教えてください。

私がこの道を選んだきっかけには、兄の存在があります。兄は小さな頃に心臓病を患っていましたが、適切な治療を受けたおかげで、元気になりました。そんな兄の姿を見て、誰かの人生を変えられる、助けられる仕事のかっこよさに感動したんです。自分も誰かの人生がよい方向に進むお手伝いができる仕事に就きたいと考え、調べていくうちに作業療法士の存在を知りました。

人生を支援する仕事は数多くありますが、作業療法士の場合、その方の人生背景や希望を理解し、先の人生を想像しながら必要なリハビリを提案することで、その方と伴走できる点に魅力を感じました。

これまでの
作業療法士としての
キャリアは？

3年制の専門学校を卒業後、長崎にある病院に作業療法士として入職しました。そこで4年ほど勤務した後、川崎市の訪問リハビリ施設に転職しました。

訪問リハビリを選んだのは、病院から退院された方が、自宅でどのような生活を送っているのかを知りたかったからです。退院後に状態が悪化してしまう方がいるという現実を知ったことで、自分の進むべき道が明確になったように感じます。

なぜベネッセへの転職を
決意したのでしょうか。

病院と訪問リハビリの現場経験を踏まえ、じっくりと患者様と向き合える環境で働いてみたいと思ったからです。入院から退院までの短期間、また週1回の訪問リハビリよりも長く患者様に関わるにはどうしたらよいか考えたとき、毎日ご入居者様にお会いできるホームでの働き方に興味を持つようになったんです。

ベネッセを選んだのは、作業療法士の先輩からの紹介がきっかけです。転職を考えていることを先輩に相談したところ、自身も働いているベネッセに誘っていただきました。ホームを見学したときのアットホームな雰囲気が心地よかったので、ぜひ働きたいと思い入職を決めました。

ベネッセで働く魅力を
教えてください。

多職種のチームワークに強みがあるすばらしい環境だと思っています。機能訓練指導員同士で情報交換がしやすいだけでなく、ホーム長や看護職員、介護スタッフ、ケアマネジャーなど、あらゆる職種の方と気軽に相談できる環境が整っています。

以前、ご入居者様が転倒された際に、私だけでは適切な改善策を思いつかなかったケースがありました。そこで介護スタッフやケアマネジャーに相談したところ、新たな福祉用具として居室用のつかまり棒を導入したり、ベッドの位置を変えたり、さまざまなアイデアをもらえたんです。

それまでの私は「今のベッドの位置がご入居者様にとってベストだ」と固定観念を持っていたので、位置変更にまで頭が回りませんでした。他の職種ならではのアイデアをシェアしてもらえるのは勉強になりますし、何よりも「ご入居者様が過ごしやすい環境づくりのために」とみんなでアイデアを出せる環境が魅力的だと感じます。

長く楽しく長く楽しく過ごせる
過ごせる毎日のために。毎日のために。リハビリで
リハビリで誰かの人生を変えたい。誰かの人生を変えたい。

現在のホームで働いていて
よかったと感じた瞬間は？

リハビリを通じて人生が変わったと思える瞬間に立ち合えるのは、大きな喜びです。あるご入居者様で、足が自由に動かなくなった方がいました。車椅子に乗っている状態からリハビリをスタートしましたが、意欲的に取り組んだ結果、2か月間のみの入居の間にみるみる回復していかれたんです。車椅子を離れて、杖をつきながら歩いてご自宅に戻られたときには、「ここまで歩けるようになって本当によかった」と喜んでいただけました。

ご本人の努力がすばらしかったのは大前提ですが、スタッフ間の連携も功を奏していたと思います。リハビリの過程で杖をついて歩けるようになった事実を、私から他のスタッフに共有したところ、スタッフみんなが杖での移動をサポートするようになりました。その結果、回復を早められたのだと思います。

それぞれの職種の立場から最善の方法を考える今の環境は、私にとっても居心地のよい場所になっています。