ベネッセで
「人の役に立ちたい」が明確に。
クリエイターとしての
価値を実感できる場所。
ベネッセで「人の役に立ちたい」
が明確に。
クリエイターとしての
価値を実感できる場所。

Profile
建築プロデューサー
2012年入社I.K.

大学を卒業後、設計事務所に入社。住宅やハイブランドの商業施設の外装デザインなどを手掛ける。その後、独立して設計事務所を設立する傍ら、社会人向け通信教育大学の非常勤講師を務める。これまで出会ったことがない受講生、特にその中でも熱心に学ぼうとする高齢の方々から刺激を受け、自分の仕事の価値を問い直す機会として転職を検討したところ、ベネッセスタイルケアと出会う。建築業界の中でも高齢者施設は未開拓な領域、新しいことができるかもしれないという期待から入社を決意。

入社の経緯

根本にあった「人の役に立ちたい」という想いに気づく。
設計事務所を立ち上げ、その傍らで社会人向けの通信教育大学の非常勤講師を務めていました。学生の中には、第二の人生として建築を学びたい人も多かったのですが、講師という立場でありながら正直難しいのではないかと思っていました。ですが、課題が始まると、予想とは全く違っていて学生の皆さんがとても熱心に取り組み、特に高齢の方々がとてもエネルギッシュで、様々な刺激を受けました。そのような中、自分の仕事の価値を問い直してみたいと思い、興味本位で転職サイトに登録したところ、「介護」というキーワードが目に入りました。今まで手掛けてきたデザインは果たして誰のためのものなのか、東日本大震災も経験したこともあり、改めて自分が仕事を通じて「人の役に立ちたい」という想いを持っていることに至ったのです。高齢者の人たちが生き生きと過ごせる場所を創りたい。だったら、そういう会社に入るのも一つだと考えました。ベネッセを選んだのは、「その方らしさに、深く寄りそう。」という理念を基盤にして、モノづくりの考え方が一貫していたから。同じシリーズでも地域ごとに一つひとつ違うコンセプトで創られていて、入居されるお客様の姿を実感しながら設計に携われるやりがいと期待を感じました。

仕事内容

一人では全部はできない。​自分がいなくても案件が動くように。
新規開設の有料老人ホームの設計では、まず敷地を訪れて周辺環境を確認し、この場所での生活をイメージします。そこから、営業部長や事業部長などの事業部メンバーとコミュニケーションを図りながら、具体的なサービスや事業収支を検討していきます。そして、外部の設計者と議論を重ねながら設計案を作成していきます。このプロセスは、建築をプロデュースするうえで非常に面白いものです。部門としては年間で約10件の開発が行われるので、同時にフェーズの違う複数の案件を担当しますが、当然一人で全てを行うことはできません。設計者、施工者、デザイナーなどプロジェクトを共に進めるメンバーに対して、根拠や目的を伝え、自分事として思考し、同じ目線で動いてくれるように対話を重ねることが重要です。自分がいなくてもプロジェクトの質が向上するような環境づくりを行う立場は、まさに設計事務所のボスのようなポジションだと思っています。

仕事の面白さ

「この人たちのため」リアリティのある仕事が最大のやりがい。
2016年、パターンランゲージのフレームワークを用いて、暗黙知の言語化を試みた『その方らしさに寄りそった環境づくりの手掛かり』の制作に携わりました。これは、ベネッセのホームに入居され、居心地よく過ごされているご入居者様の様子を成功事例として捉え、そうした環境の質を言語化する目的として始まりました。リサーチを進めていくと、建築によって計画的につくられたのではなく、環境の活かし方次第で、ケアの質が向上したという多くの事例に触れて、設計者目線では気付かない多角的な視点を得ることができ、自分の仕事の拡がりを感じました。新規ホームのオープニング研修では、サービススタッフが主体的に自分たちのホームや、シリーズの特徴を自分のことばで語れるように、パターンランゲージを用いたワークショップを担当しています。単に設計意図を理解するだけではなく、ご入居者様・ご家族様・スタッフ・認知症の方・寝たきりの方・地域の方など視点を変えながら、環境の活かし方や魅力に気付いてもらいます。
「この人たちのために仕事をしている」ということを肌で感じたい。逆に、それがないまま、建物を作るなんてありえないと、思っています。だからこそ、ホームに行って、実際のエンドユーザーであるご入居者様や、スタッフと関わり、リアリティを得ることが私のやりがいや気づきにつながっています。

仕事を通じて身についたこと、得られたこと

「よく生きる」という共通の理念でつながるかけがえのない仲間。
ベネッセに入ったことで、設計の世界だけでは出会えなかった人たちとつながり、活動の場が広がりました。
6年ほど前から、複数のホーム合同で行っているアート展のお手伝いをしています。その中で、ご入居者様とアート作品を通じて対話をする「対話型鑑賞」のファシリテーターを務めています。ご入居者様とアート作品を通じて対話をすることで直接的な介護は出来ない私なんかでも、ご入居者様の「その方らしさ」が見えてきます。対話の内容をホームに伝えることで、ケアの質を上げていくヒントにしてほしいと思っています。現在、この活動に共感してくれる人が増えていて、ご入居者様だけでなく地域の人たちも参加する活動に発展しています。また、普通に仕事をしていても関わる事のないベネッセコーポレーションの方と一緒にファシリテーターをしています。もはや私のライフワークとなっていて、やっている仕事は違っていても、自然と人が集まってくるのは「よく生きる」という共通の企業理念があるから。これは本当にすごいことです。ご入居者様やスタッフ、同じ思いをもつ仲間との関わりは、これからもやり続けたいと思っています。

1日の流れ

プライベートは・・・

料理が好きで、毎日娘と妻の3人分のお弁当を作っています。娘の進学の時に「自分が作るよ」と約束しちゃったのもありますが、休日に映画をみながら作り置きとか、楽しんでやっています。冷蔵庫に入っている材料を見て何が作れるか考えるのが好きで、仕事から帰ってきて疲れていても、モノづくりの時間として料理したいな、という気分になるときもあるんです。根っからのクリエイターなのかもしれませんね。

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