この記事ではベネッセスタイルケアの記録業務と独自の記録システム「サービスナビゲーションシステム(通称:サーナビ)」についてご説明いたします。パソコンスキルに不安のある方や、サーナビについて知りたい方はぜひご一読ください。
ベネッセスタイルケアでは自社開発したオリジナルの介護記録システム「サービスナビゲーションシステム(通称:サーナビ)」を利用し、介護記録を行っています。
パソコンかタブレットのいずれかで記録を入力しますが、操作は簡単で画面もアイコンなどを用いたりしているため、見やすくパソコンが苦手な方でも安心です。
▲「サーナビ」の画面サンプル。マークを用いるなど、ひと目でわかる工夫が盛り込まれている。▲
「サービスナビゲーションシステム(通称:サーナビ)」とは、2017年に自社開発した介護・看護記録プラットフォームです。それまでフロアごとに紙で管理していた記録をサービスナビゲーションシステムを活用することで一元管理しています。
パソコンやタブレットでいつでも情報を閲覧・共有することができ、ご入居者様の状態がアイコンで表示されるのでとても見やすくなっています。2017年にサーナビが導入されたことで、ベネッセスタイルケアではスムーズな情報共有や引継ぎが可能になり、その分の時間をご入居者様へのケアにあてられるようになりました。
また、事故が起きた際に以後の再発防止対策をステップに沿って 記録・検証する機能も備えていることで、事故の未然防止にもつながっていたり、介護保険上で必要な手続きとなるケアプランの更新時期もよりわかりやすくなるなど、今やなくてはならない存在となっています。
サーナビに蓄積されているデータには、体温、血圧といった基本的なものから、排泄量、食事量、睡眠時間などに加え、生活のご様子や発言、やりとりなど、さまざまなデータがあります。
介護職には「なにか普段と違うな」というような気付く力が求められますが、サーナビの記録データを介護スタッフが日々入力、閲覧することで、その気付きを促します。また、ご入居者様お一人おひとりとの最適なコミュニケーションの取り方をスタッフ同士で共有することもできます。
サーナビの記録データを通じてご入居者様の「その方らしさ」への理解が深まることで、ご入居者様のQOL(生活の質)の向上につながっています。
サービスナビゲーションシステムはただ記録するだけでなく介護スタッフのスキルアップ向上のための一助にもなっています。
例えば、以前よりお風呂を断られるケースが多くなったご入居者様がいらっしゃった場合に、記録を遡り成功例をもとに「何が原因で入浴していただけないのか」を探り、スタッフ一同で課題解決に取り組みます。
サーナビはこのように介護スタッフの自ら考える力を養い、クリエイティブな介護サービスをサポートしています。
ここまでサービスナビゲーションシステムの機能と役割の一部ご紹介したように、サーナビは業務を効率化するためだけのただの介護記録システムではありません。
「その方らしさに、深く寄りそう」というベネッセスタイルケアの理念を実現するために介護の現場を支えています。
介護職や介護関連職の働き方、仕事内容、資格取得の方法やベネッセスタイルケア独自の制度など、さまざまな発信をしていきます!就業・転職を検討されている方や介護職にチャレンジすることに悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。