PTとして、人として、
私はまだまだ
成長していく。

浅野 央

理学療法士(PT)

2006年7月入社

製薬メーカーで営業職に。やがてPTになりたい熱が高まり、会社を退職して、29歳で資格を取得。その後、病院で5年、介護老人保健施設(老健)を経て、ベネッセスタイルケア(週1回の非常勤)。現在、7年目。『くらら』、『グランダ』の2ホームを兼務する。ふだんは主婦であり、2児の母。趣味はジョギング。東京マラソンに2回出場して完走している、根っからのスポーツウーマンです。

PTとして、人として、
私はまだまだ成長していく。

理学療法士(PT) 浅野 央

まず、心の声をうかがうことが第一歩。

毎日リハビリをつづけていても、だんだん歩行が困難になっていく。
「それでも」と前を向く90歳の女性がいます。その一方で、体力は十分なのに、「これ以上よくなろうなんて、思ってない」とおっしゃる方も。
私は現在、理学療法士(PT)として、さまざまな想いをもったご入居者様と向き合っています。
だからこそ、はじめてお会いする方とは、傾聴ボランティアのように、まずは心の声を伺うことから入るようにしていますね。
なかなか受け入れてくださらない方でも、あきらめずドアをノックするつもりで。
スタートラインは私の顔を覚えてもらうだけで構いません。
だんだん、痛いことやあぶないことをする人ではない、と認識していただければいいのです。
私は、病院と介護老人保健施設を経て、ベネッセスタイルケアに転職。週1回の非常勤で、7年目を迎えました。
以前は、黙ってもいてもリハビリを受けたい方がやってくる環境でした。でも、ホームという職場は、自分から働きかけなければ、なにも動いていきません。そこが、いちばん大変でおもしろい部分だと感じています。

看取りの瞬間まで寄り添っていく、責任。

以前との大きな違いは、もうひとつあります。
それは、最後の時間まで、ご入居者様と寄り添っていけることです。
病院ではPTが病室に立ち入ることはなく、リハビリはあくまで治療においての通過点です。
ホームでは、勤務中に看取りの瞬間が訪れることがあって、ご家族から「ぜひ」と呼び入れていただくこともあります。
どんなにか細くとも、ご本人の気持ちが燃えている限り、二人三脚していく。その先で歩けなくなっても、私がパートナーであることに変わりはありません。
寝たきりの状態になったとしたら、呼吸がラクになるよう寝姿勢を整えたり、自分にできるサポートはいくらでもあります。
それだけに旅立ちのときは、お顔を見て伝えたいと思うのです。「いっしょにがんばってくださって、ありがとうございました」と。

自らの考えのもと、主導。
チームとともに実現するリハビリ。

私はいま東京で、『くらら』と『グランダ』の2つのホームを兼務しています。
『くらら』はオープン10年目ということもあり、体力が低下したご入居者様が多く、『グランダ』はできて間もないので、比較的元気な方がいらっしゃいます。
ご入居者様の傾向が異なれば、PTとしてやるべきことも変わります。それは、誰かに指示されるのではなく、自ら考えて取り組むことです。
サービススタッフやリーダー、ナースたちとの擦り合わせも必要です。ホームはチームワークで成り立っているもの。ときには意見をぶつけ合いながら、ご入居者様の意志、安全面を最優先にプランを練っていきます。
「どんなリハビリを行っていくか」にあたっては、ホーム長を交えてご家族の意向も伺います。こうした関係者の方々との調整を経て、最善のリハビリを実現していくのです。
入社して思うのは、「想像していたより、はるかに仕事が楽しい」ことです。ここでなければできないPTとしての仕事がある。そう実感するのは、ご入居者様のことを本気で考える仲間に囲まれているせいかもしれませんね。

「社員一人ひとりの成長をともに描く」
ベネッセスタイルケアのリハビリ